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手足のしびれ

このような症状の方はいませんか?

「長い時間正座をしていたら、足がしびれてしまった」という経験をされた方は多くいると思います。これは、正座をすることで足に行く神経が一時的に圧迫されてしまうからです。その為、正座をやめて足を伸ばしていると自然としびれは治まっていきます。

しかし、以下のような症状がある方は何かの病気が潜んでいるかもしれません

  • 正座をしたわけでもないのに足がビリビリとしびれている
  • 足の裏に紙やビニールが張り付いているようで感覚が鈍い
  • 腕や手の指がジンジンとしている
しびれ

手のしびれから考えられる脊椎の病気

頸椎椎間板ヘルニア、頸椎後縦靭帯骨化症

首には頸椎と呼ばれる7つの骨があります。頸椎と頸椎の間には椎間板と呼ばれる軟骨があり、クッションの役割をしています。椎間板は加齢と共に水分が失われ、クッションの弾力が無くなったり、ヒビが入ったりする変性(老化現象)を起こします。

何らかの衝撃や原因で椎間板が突出することを椎間板ヘルニアと言い、変性が進み、棘(とげ)のように大きく形成された骨のことを骨棘と言います。

また、後縦靭帯と呼ばれる靭帯が厚くなってしまい脊柱管内へせり出すことで脊髄が圧迫されてしまうことを頸椎後縦靭帯骨化症と言います。

ヘルニアや骨棘、分厚くなった(肥厚した)靭帯により脊髄が圧迫されると上肢に痛みやしびれを生じることがあります。

足のしびれから考えられる脊椎の病気

腰椎椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症

腰には腰椎と呼ばれる5つの骨があります。頸椎と同様に腰椎と腰椎の間にも椎間板があります。ヘルニアや加齢による変性で靭帯や骨が肥厚することで脊髄の末梢神経(馬尾神経)を圧迫し痛みやしびれを生じることがあります。

足のしびれから考えられる脊椎の病気

その他の考えられる病気

手のしびれの他に、

  • 笑うように口角をあげると片側だけ口角が下がっている
  • バンザイをしようと思っても片側だけ上がらない
  • 呂律が回らない、言葉が理解できない

などの症状がある方は脳血管疾患の可能性があります。速やかに大きな病院を受診しましょう。

また、動脈硬化や血栓(血の塊)が血管内で詰まることでしびれ症状が生じる閉塞性動脈硬化症の場合は、片側の足がもう片側に比べ色が悪かったり、感覚が鈍いことがあります。この場合も速やかに大きな病院の受診をして下さい。

その他の考えられる病気

糖尿病が悪化したことによる合併症(糖尿病性神経障害)、肘の内側で神経が圧迫されたり引っ張られたりすることで腕や手にしびれが起こる肘部管症候群冷えで血の巡りが不良になることでも手足のしびれを生じることがあります。

これらに心当たりのない方は、脊髄や脊髄から出る末梢神経に何らかの障害を受けている可能性があります。専門医を受診しましょう。

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